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「宮武ファミリー」~伝説を継承するうどん店のまとめ~

2018.04.16

ーー「宮武ファミリー」とは。

讃岐うどん巡りがブームとなった1990年頃「ひやひや」「ひやあつ」「あつあつ」といったうどんの注文の仕方に手打ち独特のねじれとくぼみが特徴の麺の美味しさが評判となり琴平町の「宮武うどん」はお客様で大行列でした。

※写真は「山内うちうどん」さんの「かけうどん」。

※独特のねじれが印象的。

 

 

ーー宮武うどんの人気。

大将は、本広克行監督の映画『UDON』で、製麺所を営む主人公の父のモデルになったことでも知られていました。

この宮武うどんを中心に、親戚関係や師弟関係にあるうどん店は「宮武ファミリー」と呼ばれ、1996年に発売された「恐るべきさぬきうどん第3巻」でさぬきうどんS級指定店に選ばれた10店舗の内、3店舗がランクインする程の人気と評価でした。

※写真は「宮武うどん」さんのうどんです。

※麺が暴れ出すような躍動感。

 

 

ーー宮武うどん閉店。

残念ながら2009年、「宮武うどん」は閉店しました。その衝撃は、地方紙四国新聞で報道されるほどでした。

宮武うどん

※©四国新聞社2009年6月7日号より。

 

 

ーー宮武ファミリーとは。

S級指定店にランクインした3店舗の内、本家「宮武うどん」ともう1店舗(あたりや)は閉店、2018年11月15日には、ファミリーの1つ「松岡」も閉店となりましたが、弟子、孫弟子と伝説を継ぐ「宮武ファミリー」の味を今でも味わう事が出来るお店はまだあります。

※写真は「宮武うどん」の「かけうどん」です。

※シンプルながら奥深い「かけうどん」。

 

 

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伝説のうどんを継承した~高松市「宮武うどん」~

ーー高松市内にある「宮武うどん」。

屋号はもちろん、メニューや暖簾までも継承した高松市にある「宮武うどん」さん。

2009年に閉店した琴平町の本家「宮武うどん」。その閉店を惜しむ声が多い中、元和食職人の現店主が、本家閉店後に弟子入りし、屋号はもちろん、メニューや暖簾まで譲り受け、高松市に新生「宮武うどん」をオープンしました。OPEN当初は、本家の大将が助っ人でうどんを打つ事もあり、本家「宮武うどん」の味を受け継いでいます。

※写真は「宮武うどん」さんの外観です。

※高松西ICから車で1分に「宮武うどん」さんはあります。

※写真は「宮武うどん」さんのメニューです。

※受け継いだメニュー表も店内で確認出来ます。

※写真は「「宮武うどん」の作業風景です。

※香川県でも数少ない純手打ちの店。うどんも包丁で切ります。

※写真は「宮武うどん」のかけうどんです。

※角の立った四角く、ねじれとくぼみのある麺がダシによく絡みます。

〇取材記事はコチラ→伝説の讃岐うどんがよみがえる。「宮武うどん」のうどん作りを取材しました。

宮武うどん
住所 〒761-8044 香川県高松市円座町340-1
電話番号 087-886-0939
営業時間 9:30~15:00 (麺がなくなり次第終了します) ※休みは水曜日
公式サイト http://miyatakeudon.com/

宮武ファミリーS級指定店~唯一の現存店「山内うどん」~

ーー山内うどん。

1996年に発行された「恐るべきさぬきうどん第3巻」でS級指定店に選ばれた、宮武ファミリー3店舗の内、唯一現在も営業しているのが「山内うどん」さん。今でも行列覚悟の超有名店です。

「こんなところにうどん屋さんが本当にあるの?」

と店までのアプローチにドキドキします。そして、突如現れるのが「山内うどん」さん。今でも薪釜で茹でる事にこだわり、うどんが芯から茹で上がり、独特のコシとねじれが生まれています。注文はもちろん、宮武ファミリーの代名詞「あつあつ、ひやあつ、ひやひや」で。そして、トッピングには宮武うどんでも人気だった「藤原屋のゲソ天」がおすすめです。

※写真は「山内うどん」さんの外観です。

※山の中に突然現れる「山内うどん」さん。ロケーションも抜群です。

※写真は「山内うどん」さんの作業風景です。

※薪と釜で茹でる讃岐うどんは健在。週末は観光客で行列に。

※写真は「山内うどん」さんのかけうどんとげそ天です。

※風情あるロケーションで食べる山内さんのうどんはさらに美味しく。

〇取材記事はコチラ→伝統×基本のスタンダード「山内うどん」~薪と大釜でつくる讃岐うどん~

山内うどん
住所 〒769-0316 香川県仲多度郡まんのう町大口1010
電話番号 0877-77-2916
営業時間 9:00~うどん玉がなくなり次第終了 ※休みは木曜日

機械は使わず~独自細麺のこだわり「純手打ちうどん 山ともうどん」~

ーー純手打ちうどん  山ともうどん。

こちらの大将は、宮武ファミリーの山内うどんで修業され、2015年にお店をオープンしました。NHK番組「ブラタモリ」でも取り上げられた、現在人気上昇中のお店です。

おすすめは「ひやあつ」。手打ち手切りに拘り、細麺でありながら、しっかりとした弾力とコシは同業者も認めるほどの抜群の技術です。

※写真は「山ともうどん」さんの外観です。

※山吹色の暖簾が目印。「山ともうどん」さんの外観です。

※写真は「山ともうどん」の店主さんです。

※若い店主さんですが、讃岐うどんの技術は折り紙つき。

※写真は「山とも」さんのうどんです。

※香川県内でも珍しい細麺。弾ける弾力はさすがの一言です。

〇取材記事はコチラ→NHKブラタモリでも紹介された「山ともうどん」。

純手打ちうどん 山ともうどん
住所 〒763-0082 香川県丸亀市土器町東9-194
営業時間 9:00~14:00  ※定休日は火曜日

この記事を書いた人

セイジ・コシ・ASW(株)一誠社http://isseisha.co.jp/

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