昔懐かしの太麺。坂出市内「セルフうどん まいどまいど」をご紹介。
坂出市内の坂出ICから車で5分。
「まいどまいど」さんは玉売りも人気。
昔懐かしい…太めの讃岐うどんが食べることが出来ます。
昔懐かしの太麺。坂出市内「セルフうどん まいどまいど」をご紹介。
「まいどまいど」店主の冨山さんにお話を伺いました。
最近の讃岐うどん店では細めのうどんが主流となりつつありますが、変わらない存在感あるうどんが人気のうどん店です。
●さっそくですが、うどんづくりのこだわりは。
うどんはつや・コシ・味・香りが全てやで。
自分が太いうどんが好きやから、太めのうどんを作りよるんやわ。
最近はどちらかというと、細めの讃岐うどんが主流になっとるようやしな。
時代にあわせて、微妙に太さやコシとか、いろいろとお客様の好みにあわせて、うどんを変えるうどん屋もあるけど。
自分は変わらずに自分が美味しいと思う、太い讃岐うどんをお客さんにも食べてほしいけんなあ。
●なぜ、太いうどんが好きなんですか。
若い人はピンと来んかも知れんけど。
昔、自分らが子供の頃に法事や法要が近所であるんやわ。
その時はうどんを自分達で打ったり、玉買いしたりして、とにかくうどんを食べるんやわな。
近所でそういう集まりがわりと頻繁にあって、その時にいつも出よったんが太いうどんやったんやわ。
それが自分の讃岐うどんの原点やな。
いくら食べても、太いうどんは美味しかったで。
それが今でも好きやし、それを今の若い人たちにも忘れんとってほしいなという気持ちがあるんやわ。
●うどん作りで特に大事なところは。
やっぱり「踏み」やなあ。
讃岐うどんはしっかりと踏んで鍛えてあげないかん。
もちろん、ひととおりの工程は全部大事やけど、一番はしっかりと踏むこと。
踏んで鍛えないと、讃岐うどんとは呼べんで。
長いことやっとると、うどん生地が「痛い痛い」とか「もうやめて」みたいに言ってるように感じることがあるんやわ。
それでも、「ごめんな」言うて、しっかりと気持ちも入れて踏むことで讃岐うどんならではのコシが出てくるんやわ。
しっかりと踏んで鍛えていたら、うまさというか美味しさは持続する。
出来立ては大抵誰がつくっても、うまいけん。
時間が経ってもコシがあるかとか、麺がズルズルになってないか…、要は時間が経ってもうまいうどんが本当の讃岐うどんやと思うなあ。
※お昼のピーク前の午前中に取材させて頂きましたが、それでも常連さんが絶え間なく、来店されていました。
●常連さんとの親密な関係。
毎日、来てくれる人もおるから本当にありがたいで。
常連さんはお年寄りの方も多いんやけど、よく玉買いしてくれるんやわ。
玉買う時に「時間たっとるやつで構わんで」とか、凄い人は「昨日のうどんでも構わんで」って言ってくれるんやけどな。
それは常連さんも、昔食べてたうどんに近いんかな…と自分は解釈しとるな(笑)。
だから、ちゃんと踏んでたら、時間たってもおいしんやわ。
●おすすめのメニューは。
「肉ぶっかけ」やな。
見てもろたら、わかるけど肉もしっかり煮込んで濃いめに味付けしとるから。
柔らかいし、食べ応えもあるから、お昼時の男性のお客さんには本当によく食べて貰っとる。
毎日、鍋いっぱいのたっぷりの牛肉を煮込むから、ほんまに美味しいで、オススメ!
●実は私も太めの讃岐うどんが好きです。
気あうなあ(笑)、別に細めのうどんが決してダメとか、決してそういうことでもないから。
うどん屋も自分がうまいと思う、うどんを追求する一方で経営もあるし、流行りもあるわな。
うちは自分が好きで美味しいと思う太めの讃岐うどんを変わらずに、つくり続けるだけやから。
ほんで、色々とひっくるめると、讃岐うどんはつや・コシ・味・香りが全てやで。
●一番人気の「かけうどん」については。
セルフうどん店やと大体どこも「かけ」が一番でるやろ。
太めのうどんを美味しく食べてもらうために天ぷらもちゃんとしとるで。
お客さんから、よく褒めてもらうことが多いんは「するめの天ぷら」と「かけ」の組み合わせやな。
するめ天はあんまり、きいたことないかも知れんけど、ウチのうどんとほんまに相性がええ。
するめ自体にしっかりと味がついているし、しっかりと噛まな飲み込めんから(笑)。
食べ応えもあるでえ。
●最後に一言お願いします。
讃岐うどんというのは郷土料理、田舎の料理やわ。
やから、自分が食べてきて美味しいと思う讃岐うどんをお客さんにも食べてほしいし、残していきたいやん。
多分、数年後には名店の職人さん達も、ばっさり引退するかもしれんし、自分もいつまで出来るかわからん。
自分が小さいころによく食べた「讃岐うどん」をこれからも、作り続けるしかないやん。
玉売りもしよるけん、親戚のおっちゃんの家に遊びに来る感覚で気軽においで。
セルフうどん まいどまいど | |
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住所 | 〒762-0025 香川県坂出市川津町45-1 |
電話番号 | 0877-45-2750 |
営業時間 | 9:00~15:00 ※休みは月曜日(祝日の場合は翌日が休み) |
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この記事を書いた人
アユム・スカシヒット(株)一誠社http://isseisha.co.jp/
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