
うどんづくりは体で覚えた「手打うどん たむら」~シンプルな美味いうどんが出来るまで~

香川県内でも名店の呼び声高い「手打うどん たむら」さんを取材させて頂きました。店主田村さんから、うどんづくりについて、たっぷりとお話し頂けました。
うどんづくりは体で覚えた「手打うどん たむら」~シンプルな美味いうどんが出来るまで~
ーーまずは突然すいません。いきなりの取材対応ありがとうございます。
とんでもない。上手いこと書いてよ。ネットのことはよくわからんし(笑)。

※その場で取材対応に心良く応じてくださった田村さん。

※民家隣の白い建物が店舗スペースです。車での訪問をオススメします。向かいに駐車場も完備。
ーー香川県でも代表する讃岐うどん店として。
そんなことないで(笑)。自分は親がやっていたことをそのまま、引き継いでいるだけやからね。特に変えようとも思ってないし、見よう見まねで何とか、毎日やり繰りしているだけやで。

※うどん通からも信頼され続けている味は健在。長きに渡り愛されている名店です。
ーーうどんづくりのこだわりは。
良く聞かれるけど、こだわりというのはホンマにないで(笑)。親がつくっていたうどんをそのまま、教えてもろた通りにつくる。本当に見よう見まねでやってきたからね。うどんづくりが当たり前やったから、特につくる時も意識してないんかも。

※茹でたてのうどんは芸術的。はちきれんばかりの躍動感です。
ーーうどんの原料、小麦粉は。
小麦粉は「さぬきのゆめ2000」と「ASW」を使っとるな。気温や湿度、日によって変えたりはしとるけど、基本的には半分半分のイメージ。親からは、うどん粉や出汁の配合いうんはもちろん、教えてもろたけど。細かいことは自分の目で見て、体で覚えた感じやで。とにかく、親が作っていたうどんに近づけるように自分なりに努力したつもり。

※たむらさんのメニュー表。お店を入ると田村さんがうどんのサイズを大か小かを聞いてくれます。代金は食後に支払います。

※注文したうどんを自分で「てぼ(うどんを茹でるざる)」で温めます。トッピングもセルフで支払いも自己申告です。
ーー昔ながらの讃岐うどんの出汁。
伊吹のいりこに昆布とカツオをバランスよく。昔からの作り方で目新しいことはしてないんちゃうかな。変わらず同じ作り方やな。うどんよりも出汁の方が毎日同じもの(品質)を作りやすいわ。

※讃岐うどんは出汁が気持ち少なめがスタンダード。お好みでどうぞ。

※年季の入った鉄製の釜はお店に行くとかなり近くで見れます。讃岐うどんの歴史を感じられます。
ーー受け継がれる「伝説のうどん」その打ち方。
父親からは基本的に細かく説明して、丁寧に教えてもらったワケでもないしね。時代柄、良い意味で体で覚えるみたいな感じやった。自分自身でも、親が作り続けた「讃岐うどん」をしっかりと守っていかないかん、という気持ちはあったけんな。でも本当に難しい…今でも悩むからね。
まあ今から打つから、見ていって。

※手際よく高速で広がるうどん生地。まさに教科書のような作り方に感動。

※「本当は真四角に広がらないといかんのかなあ」と田村さん。

※ニコニコと世間話を交えながら、うどん打ちを見せて頂いた田村さん。

※弾むような「たむら」さんのうどんが確認出来ます。躍動感に溢れています。

※うどんづくりを長年続けていても、奥深く正解はないと良く思うそうです。
ーー店舗数も少なくなっている香川県のうどん屋の現状。
今も新しく美味しいお店は増えているしね、心配ないと思います。
それと、県外の人はウチみたいな昔ながらの注文方法はわからないからね。ウチに一度でも来たことある人は、分かるけど。県外の人が店に入ってきたら、すぐに県外の人ってすぐにわかるよ。最初はびっくりするけどな(笑)。うどんは自分で温めないといかんし…。昔は「てぼ」で温めるのが普通やったやろ。学食とかも、みんなこれやったもんなあ。

※最近では衛生上の問題から「てぼ」で温めるスタイルは保健所の許可も滅多に許可がおりないそうです。
ーーおすすめメニューについて。
ウチのうどんは「しょうゆ」で食べるのがお客さんには定着しているみたい、よく知らんけどな(笑)。言ってくれれば「釜揚げ」も作るし「釜玉」も本当に良く出るで!連休中は観光客の人は「山越」さんの次にウチをハシゴしてくれる人が多いね。「釜玉」の食べ比べもしてくれてるみたい。

※県外客に人気の「釜玉」。お好みでチーズをかけるとさらに美味しい。

※素朴な感じ太めでコシがあります。どんぶりの底の生卵とぐるりと出汁醤油をしっかり混ぜてから、どうぞ。

※しっかり混ぜると「たむら」さんならではの麺線も見れます。
ーー最後に一言お願いします。
大型連休中は観光客も多く混雑して、売り切れることもあります。当たり前ですけど、開店すぐですと確実に食べられますのでお気軽にどうぞ。もちろん地元の方もね。

※これぞ「讃岐うどん」という味はもちろん、雰囲気も楽しみたい方はぜひ。

※このベンチで食べるのもローション込みで「讃岐うどん」なんです。

※店内、カウンターには半生うどんも販売しています。「たむら」さんのうどんがご家庭で楽しめますよ。
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手打うどん たむら | |
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住所 | 〒761-2103 香川県綾歌郡綾川町陶1090-3 |
電話番号 | 087-876-0922 |
営業時間 | 9:00頃~13:00 ※休みは日曜日・祝祭日 |

この記事を書いた人
アユム・スカシヒット(株)一誠社http://isseisha.co.jp/
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