#SAVE THE UDON 「うどん券」プロジェクト~讃岐うどんはコロナウィルスに負けない ~
- 2020.04.23
2020年4月コロナウィルスが猛威を振るう中、讃岐うどんを守りたいと有志で企画された「うどん券」。発案者の株式会社ゴーフィールドの森田会長に取材させて頂きました。(※2020年4月10日に取材)
#SAVE THE UDON 「うどん券」プロジェクト~讃岐うどんはコロナウィルスに負けない ~
ーー「うどん券」のきっかけ。
自分がよく通っているうどん屋さんの売上がコロナウィルスの影響で売上が減少している…。コロナウィルスのみの影響ではないかも知れませんが、経営が厳しいと聞きました。
特に香川県のうどん屋さんの中でも観光客の割合が大きいお店は厳しい、そこで、讃岐うどんを守るために何か出来ないかと思ったのがきっかけです。
ーー「うどん券」のはじまり。
香川県内のうどん屋さんを守りたい…というとおこがましいですが。
何でも良いから、うどん屋さんのために役に立ちたかったんです。色々と迷ってはいましたが、Twitterにその旨を投稿しました。
すると、知り合いの方から「何でも手伝いますよ!やりましょう!」とやりとりがあり、それが決定的なきっかけです(笑)。地元の讃岐うどんが好きな人たちと一緒になって、全力で応援します!
ーー「うどん券」の仕組み。
インターネットから申し込み出来ます。「うどん券」を購入してくれた金額分を500円の金券と交換するようになります。販売手数料を引いた差額の全額を提携しているうどん屋さんの口座に10日毎に〆て迅速に振込みます。コロナウィルスが落ち着いてからも、使えるように利用期限を2年後の2022年3月末としています。
喫茶店で良くあるコーヒーチケットのイメージですね。
本来、GWに香川県に来るはずだった観光客の方や地元の常連さんに「うどん券」として、先に購入して頂き、後日ゆっくりと讃岐うどんを楽しんで頂ければありがたいです。まずは、うどん屋さんにキャッシュを回すことが出来ればと考えています。
ーー讃岐うどんを愛する仲間たちの協力。
私の周りでも讃岐うどんが好きな方が大変多いのですが、本当にみんな讃岐うどんが好きなんだなと感じました。SNSのグループを速やかに作り、情報交換と有志でのご協力を仰いだのですが、皆さん本当に快く協力して頂けました!
ーーコロナウィルスによる讃岐うどん業界の危機。
香川県民の生活の一部である「讃岐うどん」が窮地に立たされています。あまり、私たちで危機をあおるのも良くないことですが…平時でないことは確かです。
うどん屋さんを助けるために「うどん券」が一番正しい選択かどうかと言われれば、正直分かりません。ですが、今は讃岐うどん業界のために、自分が何か一つでも役立てることがあるはずと思って、行動するしかないと思います。
ーー森田さんの考える「讃岐うどん」の良さ。
多様性だと思います。香川県内のそれぞれのうどん屋さんに強烈な個性があることが面白いんです。香川県民にとっては生活の一部ですから。
美味しいのはもちろん、お店の雰囲気や大将のキャラクター等が面白くて、観光客も香川県に来ているのだと思います。コロナウィルスの影響で、香川県のうどん屋さんの多様性が失われてはいけないと感じたことが一番です。色んな、うどん屋さんがあるから良いんですよ。
ーー今回の騒動で感じる香川県民の「うどん愛」。
発端はSNSだったのですが、その後の関連各所の方々が協力してくださる対応の早さは驚くほどで、本当に助かりました!
香川県民は讃岐うどんが好きですし、馴染みのうどん屋さんが近所にあって当たり前です。うどん屋さんがなくなったら、困るんですね。「絶対に讃岐うどんを守るんだ」という皆様の強い想いや使命感がスピードに現れてたように思います。
ーー最後に。
コロナウィルスの影響で、これまでの香川県の日常が失われようとしています。皆さんにも自分の一杯があるはずです。
今回の騒動で普通の一杯が、実は特別だったんだと気づかされました。その普通であり、特別な一杯を守りたいです。皆様、讃岐うどんの未来のためにご協力よろしくお願いいたします。
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公式サイト | https://www.savetheudon.com/ |
この記事を書いた人
アユム・スカシヒット(株)一誠社http://isseisha.co.jp/
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