※「うどんタクシー」にはうどんの行灯とうどん試験に合格した乗務員さんが案内してくれます。

※「うどんタクシー」を運営する琴平バス㈱運輸事業部の溝内さんにお話を聞きました。

●「うどんタクシー」の企画はどういう経緯ではじまったのですか？
はじまりはふとした時にある乗務員の発案、ひらめきで思いついたんです。

観光客の方達にタクシーを利用頂る機会が多いのですが、やはりおいしいうどん屋さんの話になるようです。

県外から香川に来た旅行者の方も公共交通機関の整備網外においしいうどん屋があることは理解されているように思いました。

それをシンプルに当社がタクシーで県内各地のうどん屋さんへの導線を繋ぐという発想が生まれました。

●「うどんタクシー」の現在のような人気はいつからですか？
きっかけは2006年に公開された人気映画「UDON」です。映画の公開後にわかりやすく人気が爆発しました。

実は映画「UDON」に当社が協力企業として、劇中に出てくるタクシードライバーの衣装や車等を全面協力していました。

当時はここまで讃岐うどんブームが来るとは思わなかったのが本音です。

●うどんタクシーについて教えてください。

大きな特徴が２つあります。ひとつはタクシーにうどんの行灯が付いています、もうひとつは専任の乗務員が案内することです。

うどんタクシーは文字通り香川のうどん屋さんをタクシーで案内するサービスです。

基本的には定番のうどん屋さん、名店といわれるお店を中心にご案内します。

ですが、観光客の皆さまはお忙しいですから、お客様のスケジュール(時間)やうどんの好みにあわせて乗務員が都度、お客様にとって最適なうどん屋さんをコーディネートします。

また、テレビや雑誌の取材をお断りするような秘境にあるような隠れた名店もご案内するのことも可能です。

予約時にご要望を事細かくお伝え頂きますと、可能な限り好みにあわせたうどん屋さんのコースをご提供させて頂くようにしています。

●乗務員さんは観光客の方の「うどんタクシー」への期待値が高い分、プレッシャーかかりますね？
タクシーの乗務員は大の讃岐うどん好きばかりです。

普段から毎日、讃岐うどんを食べているようなスタッフばかりですので、その辺りは心配しておりません。

乗務員もお客様と一緒に楽しんで、香川の思い出づくりを共につくるイメージでご案内させて頂いております。

基本的にうどん好きな者が「うどんタクシー」の乗務員になります。
面白いのはうどんタクシーの乗務員になるには3つも試験があり、それに合格しないと乗務員にはなれません。

ひとつは知識としての筆記試験、ふたつめは運転技術と接客技術としての実地試験、最後にうどん県として手打ち試験です(笑)。

●筆記試験と実地試験はお客様に聞かれることが多いので分かりますが手打ち試験はすごいですね。
県外から香川へ来られる観光客の皆様は香川県民はうどんを打ったことがあるのは当たり前という印象を持たれることもあります。

そのイメージを壊すわけにはいきませんし、うどんを打った経験があることでお客様との話も広がります。

手打ち試験は当社のグループ会社の製麺所でしっかり手打ち修行してもらいます(笑)。

●「うどんタクシー」の客層はどんな方が多いですか？
年齢で言いますとと50代以上、40代、30代の順でシニア層が多い印象です。

中でも女性のグループでのご利用が多いです。

もちろん夫婦でのご利用もあります。

さらに有名人や著名人の方もお忍びでのご利用もあります。

また、最近は外国人観光客が非常に多く、当社HPから直接ご予約頂けたりしています。

※「うどんタクシー」の今後について話す溝内さん。

●「うどんタクシー」の今後の展開はありますか？

現在、本当に外国人観光客が増えています。

もっともっと外国人観光客が安心して楽しんで貰えるようにサービスを改善中です。

HPの予約受付をもっと分かりやすくしたり、うどんに関するコミュニケーションが取れるよう翻訳サービスを準備したり車内で使用するボード等を制作したりと色々と進めています。

●最後にPRをお願いします。
ただ、うどんを食べるだけでなく、乗務員から讃岐うどんについて色々聞いてみてください。

また、香川県に来てうどんを食べたいと思ってもらえるようなおもてなしをしています。
「うどんタクシー」は本当に厳しい試験を合格した乗務員しかアテンドしておりません(笑)。

乗務員の数も限りがありますが、ホスピタリティも含めて自信を持っておすすめ出来ます。

また、予約時により細かいご要望をお申し付け頂きますと、ありがたいです。

たとえば、普段食べているうどんはこれなので本場讃岐うどんと比較したい、また釜玉うどんが食べたい、ぶっかけうどんが食べたい等々…何でも結構です。

香川に来た思い出づくりにぜひ。お気軽にご利用ください。

※ご予約はコチラから。

→http://www.udon-taxi.com/application/index.html