ーーこだわりのうどんづくり。

昔ながらの讃岐うどんの作り方でつくります。基本通りに練って、足踏みで鍛えてうどん玉にしてから1日寝かせます。1日寝かせることで、自分が好きな口当たりの良い、噛んでもしっかりと押し返す弾力のあるうどんになります。

※写真は店主三角さんの丁寧に仕込まれたうどんです。必ず1日熟成させるそうですよ。

ーーうどんづくりで大切なこと。

うどんを茹でて、釜からあげる時に早すぎても、遅すぎてもうどんがダメになりますから。うどんづくりは最後まで気が抜けません。

例えば、うどん生地を練る際の水の温度なんかもそうです。冬場は水の温度を少し高くしたり、夏場は温度を下げたり、繊細ですよね。どこのうどん屋さんも同じだと思いますが、基本は大切だと思います。

自分の感覚も大切ですが、私は材料の分量をしっかりと計量します。お客様に食べて頂くものですから、間違いないようにしないといけません。

※「うどんづくりは最後の最後まで気が抜けない。」と店主の三角さん。

ーー名物「肉ちくうどん」。

一番人気は「肉ちくわ天うどん」、「肉ちく」です。それと「とり天ぶっかけうどん」も人気ですね。

基本的に天ぷらはご注文頂いてから揚げますので、それを喜んで貰えているのかもしれません。天ぷらが揚がるまでの時間の余裕のある方は、天ぷら系メニューがおすすめです。待っている間におでんを召し上がっていただければと思います。

※名物「肉ちく」。揚げたてのちくわの天ぷらに牛肉がたっぷり。これで420円と驚きの価格(※2019年1月現在)。

ーー名物「肉ちくわ天うどん」誕生まで。

もともと、お客さんからの要望でした。当店は飯野山から近くにありますので。4月22日から1週間くらいが飯野山の日、讃岐富士の日だそうです。

常連さんから「讃岐富士の日にちなんだメニューをつくってよ。」ということがはじまりです。そこで、当店で人気のあったトッピングのちくわ天と牛肉をのっけて420円。飯野山の標高が422メートルなんで422円を切りがよく420円で期間限定で出していました(笑)

で、これが好評でして。お客さんから「このメニュー、辞めないでよ」となり、通常メニューになりましたね。

※写真は讃岐富士こと飯野山。標高422メートルと平地の多い香川県では抜群の存在感で観光客にも人気です。

ーー「歩うどん店」さんのうどんの特徴。

うどんの表面がツルツルしていることと噛んだ時の弾力を楽しんで頂きたいです。おいしい讃岐うどんは噛むと押し返す弾力があると思います。自分がおいしいと感じるうどんをつくりたいと、そういう気持ちでやっています。

※ほどよい太さと心地よい弾力がおいしい。小麦粉は2種類使って、丁寧にブレンド、とにかく時間をかけてつくられています。

ーー打ちたて、湯がきたて、揚げたてにこだわる。

うどんはやっぱり打ちたて、湯がきたてがおいしいですから。天ぷらも当然揚げたてのサクサクな出来たちが一番です。「肉ちく」以外の他メニューも基本的に手作りでつくっていますから。

※写真はトッピングで一番人気の「ちくわ天」。注文が通ってから、揚げるこだわりの天ぷら。アツアツ天ぷらと丁寧につくられたうどんが楽しめる逸店です。

※「うどんの価格もお客さんのことを考えると、中々あげられない」と三角さん。優しい人柄が繁盛店の秘密なのかもしれません。

ーー最後に一言。

作りたての讃岐うどんをお召し上がりください。場所が少しわかりにくいかも知れませんが、麺がなくなるまでは平日は夕方17時まで。土日祝は17時まで、夕方まで営業しています。

飯野山ハイキングの帰りでも、うどん巡り等の観光の合間でも時間の融通がききやすいと思います。お気軽にどうぞ。

※駐車場も比較的広いですが、店舗が連なっている敷地内にあります。店主三角さんがつくる丁寧なうどんをお楽しみください。