綾歌郡宇多津町の神社内にある讃岐うどん店「うぶしな」をご紹介。
宇多津町にある宇夫階(うぶしな)神社は創建は平安時代から続く由緒ある神社。その一角にうどん店「うぶしな」さんはあります。今回は店主の宮本修成(みやもとのぶしげ)さんにお話しをお伺いしました。
綾歌郡宇多津町の神社内にある讃岐うどん店「うぶしな」をご紹介。
ーーうどん店開業までの経緯。
元々、宇夫階神社の跡取りとして、神主を継ぐことは決まっておりました。一度、県外に出ており、帰郷した際に神主の修行もしながら、空いている時間で働きたかったんですね。一般企業では休みの調整が難しく、私の神主としての勤務時間や休みのこともあり、条件と合致する企業は中々決まりませんでした。
そんな折、当時OPENしたばかりの「おか泉」の社長に声をかけて頂き、ご厚意で「おか泉」で雇って頂くこととなりました。
ーー「おか泉」さん修行後にお店をOPEN。
当時は「おか泉」さんで修行出来るのは3年間でしたが、社長のご厚意もあり8年も在籍させて頂きました。次第に「おか泉」さんも人気店となり、私も経験を積み重要な仕事を任されることも多くなりました。それでも、自分の神主の都合を優先して、休みの融通も聞いて頂いており、従業員の方にもご協力頂いてましたね。
おか泉さんも凄い繁盛店となり、社長にも勤務体系について、ご無理聞いて頂いてました。なので、申し訳ないので「おか泉」さんを退職するように岡田社長に話しました。
岡田社長は気にせず、いてくれても良いよと仰って頂いたのですが。けじめとしてですね。
で神主の仕事の合間で出来る仕事ということで、自分でうどん店をやってしまえという感じでOPENに至ります(笑)。
ーー活かされる「おか泉」時代の経験。
そうなんです。
岡田社長のこだわりと情熱と比べましたら自分はまだまだですから。岡田社長あっての、今の私があります。本当に感謝しています。なので、自分がうどんのこだわりなんて、とんでもないです。
只、自分の作ったうどんが美味しいか美味しくないかなのでとてもシンプルに考えることが出来ます。
ーー看板メニューの「宮うどん」。
「宮うどん」にはお餅の天ぷらを入れています。このお餅は神社のお供え物のお下がりなんでよ。神社では神様にお供えしたものをお下がりで頂くという風習があります。これをせっかくですので、お客様へも振る舞いたいと思いました。
麺は意図的に平手麺という理由でなく、作っていくうちに自分の好みのうどんに自然に仕上がったという感じですかね。岡田社長のこだわりをすぐ傍で見させて頂きましたので、自分は「まだまだ、だなあ…」といつも感じています。
ーー人気メニューの「肉ごぼうぶっかけうどん」。
肉うどんは普通玉ねぎが入りますが、玉ねぎを牛肉と一緒に煮込むと少しくさみが出てしまうんです。
熊本ではうどんに牛肉とごぼうの組み合わせは珍しくありませんし、常連さんからも牛肉とごぼうで炊いてみたら?と言われたのがきっかけです。炊いてみると、くさみもなく大きめにカットしたごぼうの食感も味わえて美味しい。それで「これで行こう!」となりました。
ーー最後に一言お願いします。
場所が大変わかりにくいんです(笑)。
宇夫階神社の鳥居の階段を登らず、駐車場の左手に入口があります。お参りついでに、讃岐うどん店を探すのも面白いのではないでしょうか(笑)。お気軽にお越しください。入口がどこにあるか探すのも、讃岐うどんめぐりの楽しみ方のひとつだと思います。お気軽にお越しくださいね。
うぶしな | |
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住所 | 〒769-0200 香川県綾歌郡宇多津町1597-1 |
電話番号 | 0877-49-3837 |
営業時間 | (平日)11:00~15:00 (土)11:00~15:00 (日・祝)11:00~15:00 ※水曜日は休み (所用の場合は休み) |
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この記事を書いた人
アユム・スカシヒット(株)一誠社http://isseisha.co.jp/
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