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讃岐うどん CLAPクラップ

坂出市川津町「セルフうどん かまや」〜讃岐うどんの手打ち手切りを高めていく〜

2023.02.01

2022年に坂出市川津町の住宅街にOPENした「セルフうどん かまや」。

力強い弾力あるうどんとあっさりかけ出汁が話題沸騰中の手打ち手切りのセルフ店です。

今回は店主の鎌倉朝昭さんにお話をお伺いしました。

 

坂出市川津町「セルフうどん かまや」〜讃岐うどんの手打ち手切りを高めていく

ーー坂出市の郊外の入り組んだ立地。

地元の坂出市の方でも分かりにくいと言われますし、ご近所の方でも迷ってしまう、調べても良く分からない…そんな立地ですね(笑)。すいません。

本音を言うと、高松市内でやりたかったんですけどね。

空き物件のタイミングや巡りあわせもあったりで、結局は高松市内では物件が見つかりませんでしてね。ここ坂出市でOPENさせて頂きました。元はお弁当屋さんだったんですけど、改装してOPENとなりました。

自分は善通寺出身なんですけど、坂出市の皆さんはやさしいというか…温かい方が多いですね。味方でいてくださる心強さを感じます。住めば都と言いますが、今は坂出市のこの場所で開業して、本当に良かったなと思えます。

坂出市の方に限らず、香川県民の皆さんは美味しいうどん屋であれば、場所は関係なく必ず来てくださいますから。

地道にコツコツ続けて、穴場の名店を目指してがんばりたいと思っています。

※画像は坂出市のセルフうどん「かまや」さんです。

※坂出市内の住宅街に突然現れる、噂のセルフうどん店「かまや」さん。

※画像は坂出市のセルフうどん「かまや」さんです。

※お忙しいところ、丁寧に取材対応して頂いた店主の鎌倉さん。

 

 

 

ーー手打ち手切りの讃岐うどんの面白さ。

香川県民ですから、讃岐うどんは普通に毎日食べる日常食でした。

県内のうどん屋さんはどこも美味しいし、レベルが高いなと昔から思っていましたし、今も思っています。

逆に美味しくないうどん屋さんを探す方が難しいですよね(笑)。

うどん屋を志すきっかけは、とあるお店の手打ち手切りのうどんを食べた時に自分の中で衝撃が走りました。美味しいのはもちろんですけど、地元でも信じられない安さに驚きますよね。この美味しさで、この価格か…みたいな衝撃です。

うどん職人という職業は、本当にすごい職業だと感動したのを覚えています。

元々、飲食業に興味があったのですが、機械を使わない手打ち手切りの讃岐うどんへの思いは特別だったかも知れません。

手打ち手切りの麺の不揃いさ、毎日の麺の出来にはムラがあるんですけど、それが独特の食感や味、奥行きに繋がります。

実際には、毎日微妙に違う商品を提供せざるを得ないことは未完成でイレギュラー要素が多いのですが、それが自分にはたまらなく魅力的に映りました。

※画像は坂出市のセルフうどん「かまや」さんです。

※取材日は真冬の寒い日でした。極端な気温の日はうどんづくりも慎重になるそうです。

※画像は坂出市のセルフうどん「かまや」さんです。

※「毎日、気温や湿度に小麦粉の状態も違うので同じものを作ることは出来ないです」と鎌倉さん。

 

 

 

ーー自分の店を持ちたい。

自分が社会人になり、働くようになると飲食店、もちろんうどん屋でも長く働きました。

当たり前ですけど、当時は従業員ですので、自分がやりたいように出来るわけではないんですよね。当時、責任者として働いておりましたが、うどんづくり以外にもお店を切り盛りする際は色々な問題を解決していかないと、店舗は上手に回っていかないんだなと…。

いつか、自分も資金をためて、色々な技術や経験を習得して自分の店を持ちたいなとずっと思っていました。

今振り返ると、色々な経験を積んだからこそ、現在の自分があるな…と日々感じながら営業しています。

※画像は坂出市のセルフうどん「かまや」さんです。

※一杯一杯、心を込めてつくる鎌倉さん。

※画像は坂出市のセルフうどん「かまや」さんです。

※美味しくて安い讃岐うどんを提供したい。坂出市の皆さまにも愛される店を目指されているそう。

 

 



 

 

 

 

ーーこだわりは「手打ち手切り」。

まだまだ勉強中ですので、こだわりと言うと偉そうなんですけどね、手打ち手切りであることだけは、こだわって、これからも貫きたいなと思っています。

自分は手打ち手切りのイレギュラーな出来栄えの温もりがある讃岐うどんが好きなんですよ。

最近の機械は性能も向上され、かなり高い品質でうどんをつくれることも知っていますし、手作業より安定すると思います。もちろん、機械でつくることが悪いことではありませんし、否定もしていません。機械には機械の良いところがあることも知っています。

機械を使わない手打ち手切りのうどんづくりは、実際に体に相当負担がかかりますし、年齢を重ねると作り続けることが難しいかも知れません。

でも、自分は手打ち手切りなんですよ。

不揃いなイレギュラーな出来栄えが讃岐うどんの良さだと思っていますから。

※画像は坂出市のセルフうどん「かまや」さんです。

※「かまや」さんを初めての方は「かけうどん」がオススメ。鎌谷さんのお人柄がにじみ出た太く強い王道のうどんが楽しめます。

※画像は坂出市のセルフうどん「かまや」さんです。

※「うどんづくりは正解がないので、毎日が発見の連続なんですよ。」と鎌倉さん。

※画像は坂出市のセルフうどん「かまや」さんです。

※「かまや」さんのうどんは、太く力強い説明不要のザ・さぬきうどん。ぜひ実食で。

 

 

 

ーーセルフうどん店の良さ。

高い素材を使って、美味しいものを提供することは当たり前です。

讃岐うどんのすごいところは、びっくりするくらい安い価格でありながら、価格を簡単に超えてくる美味しさにあると思います。開業する際は、一般店かセルフ店かの選択もありますが、迷わずセルフ店を選びました。

やっぱり、安くて美味しいのは最高なんですよ!

セルフ店なんですけど、手打ち手切りの自分自身の五体でつくったうどんを提供したいなと思っていましたから。自分の中で手抜きしないように外堀を埋める意味もありますね。

もちろん、機械で作ることが手抜きというのではなく、自分自身でうどんづくりに向き合いやすいのが、手打ち手切りです。本当に毎日、自分の中で反省会をしています(笑)。

でも、それが楽しいんですよ。

※画像は坂出市のセルフうどん「かまや」さんです。

※「お客様に美味しかったよ」と言われることが一番の楽しみだそうです。

 

 

 

ーーオススメメニュー「とり天ざる」。

当店のうどんは、どちらかというと、男麺でゴリゴリ感のある強い弾力が特徴のうどんだと思います。初めての方は「かけうどん」をオススメしていますが、次と言われると「とり天ざる」ですね。

冷やしたうどんは当店のうどんの特徴が分かりやすいです。

ぜひ、独特の弾力と厳選した小麦の風味を楽しんで頂きたいです。とり天かなりボリュームもありますので、これを食べて頂いたら、午後からの仕事も頑張って頂けると思います。

おかげさまで、男性のお客様にはかなり、好評頂いています。

※画像は坂出市のセルフうどん「かまや」さんです。

※お皿からはみ出るほどのとり天のボリュームに驚きます。良心的な価格も人気の秘密です。

※画像は坂出市のセルフうどん「かまや」さんです。

※鍛えられたグルテンが溢れんばかりの躍動感を感じられる麺。間違いのない美味しさです。

※画像は坂出市のセルフうどん「かまや」さんです。

※手切りならではの麺の不揃いさも独特の食感に拍車をかけます。

 

 



 

 

 

 

ーーはじまったばかりの讃岐うどん人生。

まずは自分の名前の店を持てましたので、お客様に「かまや」を覚えて頂きたいですね。

自分のこだわりの話ばかりしてしまいましたが(笑)。

お客様や時代に合わせていくことも大切です。

今はご年配の方が多いので、うどんを少し細くしてみたり。出汁のバランスを微調整したり。基本的な軸は変えていませんが…そこは客商売ですからね。お客様の反応を見ながら、自分から変化していかないといけないですよね。

たしかに自分は太い強いうどんが好きですが、お客さんに求められるのであれば柔軟に変化していく姿勢も大切にしていきたいですね。

決して大きくない店舗で、ちょっと分かりにくい場所にあるかも知れませんが、お気軽に来てやってくださいね!

※画像は坂出市のセルフうどん「かまや」さんです。

※終始、ニコニコ笑顔で取材対応して頂いた鎌倉さん。お忙しいところ、ありがとうございました。

※画像は坂出市のセルフうどん「かまや」さんです。

※令和の時代でも、讃岐うどんの王道を背負い続ける「かまや」さんにぜひ。

 

 

かまや
住所 〒762-0025 香川県坂出市川津町3537-1
電話番号 0877-85-3665
営業時間 9:00~15:00

この記事を書いた人

アユム・スカシヒット(株)一誠社http://isseisha.co.jp/

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