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讃岐うどん CLAPクラップ

高瀬茶を使った讃岐うどん~石丸製麺さんの逸品「讃岐茶うどん」をご紹介~

2019.02.05

香川県民はお馴染みの創業110余年の石丸製麺さん。

1904年創業の伝統ある製麺会社さんです。

今回は高松市内にあります本社工場見学と人気商品「讃岐茶うどん」をご紹介。

企画開発室の山下さんに取材させて頂きました。

 

 

高瀬茶を使った讃岐うどん~石丸製麺さんの逸品「讃岐茶うどん」をご紹介~

石丸製麺の長い歴史について。

現在は4代目の石丸芳樹が代表取締役です。

明治時代から製麺会社、製麺工場として今の高松市香南町でうどんを造っていました。

もともと、本社工場の周辺は小麦栽培が盛んで、良質な小麦が収穫出来ていたそうです。

創業当初から「讃岐うどんは原料の品質の高さが基本」であることを掲げて、製粉と製麺を並行して行っていましたが、ほどなくして、製粉会社さんから、良質な小麦粉を安定的にご提供いただけるようになり、製麺業一本となりました。

※高松市香南町は昔から、小麦の収穫が盛んな地域でした。工場近辺も小麦畑の面影を感じます。




石丸製麺の麺は。

現在、製造している麺類は、多種多様なラインナップがあり、色々なマーケットに向けて新商品を開発しています。

しかし、根底にあるのは弾力のある、のど越しの良さを追求した昔ながらの讃岐うどんです。

特に品質の高い国産小麦で讃岐うどんを造ることに力を入れています。

製麺が難しいとされる香川県産小麦「さぬきの夢」を独自の技術と機械で製造ライン化にいち早く取り組みました。

讃岐うどん職人の手打ち技術を徹底研究、分析して、可能な限り手打ちに近い讃岐うどんを製造ラインでつくれるように努力しています。

おいしくて、安全で安定した品質のうどんをお客様に安心して食べていただきたい一心です。

※伝統の味を独自技術で生み出す石丸製麺さんのうどん。一本一本エッジが立ち、最高のバランスを保たれています。

 

 

人気コンテンツである工場見学。

おかげ様で年間で10,000人近くの方が工場見学に来ていただいています。

個人や企業様はもちろん、子ども達にもよく来ていただいていますね。

最近はインバウンドブームもあり、外国人観光客も本当に多くなりました。

工場見学は何より、お客様との貴重な出会いの場で、お客様の喜んでいる姿が近くで見られることが嬉しいです。

※工場見学の一番最初に見ることが出来る水車。水車大工さんにお願いして、創業当時にあった水車と同じサイズ、同じ材質で復元させたそうです。その迫力にびっくりします。

 

 

石丸社長が直接、工場案内することもあるそうですね。

スケジュールがあえば、案内していますよ(笑)

現在の社長はサービス精神旺盛で視点が常にお客様側にあります。

お客様がどう感じるか、どうすれば喜んで貰えるか…。

その視点で商品開発や設備投資も行っています。

前向きで情熱的なアイデアマンではないでしょうか。

ちなみに最近のヒット商品「讃岐茶うどん」も社長の「やるぞ!」の一言で開発が始まりました。

開発当時は社内でも賛否両論ありましたが、結果的にはお客様から支持をいただいています。

※工場見学中には製造スタッフさんが手を振ってくれます。また、見学者に分かりやすいように窓越しにうどんの出来映えも見せてくれるんです。石丸社長の想いがスタッフさんにも浸透しているのが分かるひと幕でした。

※ちなみに人気の「讃岐茶うどん」も製造中でした。丁寧に竿干しを行っています。繊細な「讃岐茶うどん」は梱包なども手作業で行っており、他の商品よりも時間がかかるそうです。




うどんの品質について。

とにかく社員一同、真心こめてつくっています。

技術的には「包丁切り」という、実際に包丁カッターで麺を断裁する独特の製造方法をとっています。

また、2000年頃には当時開発されたばかりの香川県産小麦「さぬきの夢」で製麺するため、設備を一新しました。

国内では、コンビニのPB(プライベートブランド)で当社の麺が採用されたり、現在では様々なところで使われています。

また、安全を追求した結果「FSSC22000」という、難易度の高い国際食品安全規格も取得することが出来ました。

※工場見学に来た子どもたちからのお礼のお手紙やコメント。広報担当の山下さんも子どもたちが工場見学で楽しんでくれている姿が一番嬉しいそうです。工場見学様子は公式PVからご覧ください。

 

 

 

人気商品「讃岐茶うどん」。

「茶そば」はありますが、お茶を原料にした、うどんはあまりありませんでした。

昔から「お茶のうどんを作って」というご依頼も何度かあったんです。

タイミングも重なり、当社でも「讃岐茶うどん」の開発をすすめました。

うどんの原料は小麦粉と塩のみで、とてもシンプルですので、お茶との相性が良く、お茶の風味も生きるのでは…と。

社長のアイデアです。

お茶のうどんをつくるなら、地元高瀬産のお茶が良いだろうと。

讃岐のうどんには讃岐のお茶が相性いいはずですからね。

これからも新しいことに挑戦していきたいです。

※2014年にかがわ県産品コンクールを受賞した「讃岐茶うどん」。香川県高瀬町のお茶を原料にしています。うどんの良さを味わうには、ざるうどんで食べるのがおすすめだそうですよ。

※袋を開いた瞬間に高瀬茶のいい香りがします。茹で時間は5分が目安で、その後冷水でしめると良いそうです。

※おすすめは「ざるうどん」ということでしたが。今回は「かけうどん」でいただきました。かけうどんで食べると、上品なお茶の余韻が口いっぱいに残ります。筆者オススメの食べ方でした。詳細は公式プロモーション動画をご覧ください。

 

 

 

●山下さん、お忙しいところ、ありがとうございました。

 

石丸製麺 株式会社
住所 〒761-1401 香川県高松市香南町岡701
電話番号 087-879-6111
営業時間 8:30~17:00 ※休みは土日・祝日
公式サイト https://isimaru.co.jp/top/index.htm

この記事を書いた人

アユム・スカシヒット(株)一誠社http://isseisha.co.jp/

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