
はじめて「直島」に行く前に知っておくべきこと~混雑時期の注意点~
- 2019.03.19

2019年は観光客で大混雑が予想される「直島」。そんな「直島」を巡る前に知っておきたいことをNPO法人直島町観光協会の方や地元の方々に注意点をお伺いしました。
※2019年取材時の情報ですので、変更している場合もあります。
はじめて「直島」に行く前に知っておくべきこと~混雑時期の注意点~
ーー瀬戸内海に浮かぶ島「直島」。
直島は香川県香川郡に属しており、「直島町」の括りです。人口は3,000人程度(※2019年現在)で島面積は約14平方㎞の小さな島です。直島の産業の柱は銅や金等を製造する「三菱マテリアル直島製錬所」が有名です。
1990年前後に、ベネッセハウスやキャンプ場がオープン。その後も、著名な現代アートの作品が生まれ、現在は世界から注目されるアートの島となっています。

※宮浦港についてすぐフェリーターミナルの海の駅 「なおしま」。ここではトイレやコインロッカーや無料配布コーナー等、便利な設備が充実しています。
ーー日帰りの観光ルートは「宮浦地区~本村地区」がオススメ。
直島の主なアートスポットは家プロジェクトやANDO MUSEUMのある本村地区とベネッセハウスミュージアムのあるベネッセハウス周辺です。ベネッセハウス周辺は基本的にベネッセハウス宿泊の方限定です。
レンタサイクルやマイカーなどは入れません。
(※町営バス終点のつつじ荘から場内シャトルで乗り換えか徒歩で。)日帰りの場合は宮浦地区~本村地区を散策するルートがおすすめです。

※ベネッセハウス行きのバスも「海の駅 直島」から定期的に発車しています。
ーー町営バスの充実した運営。
一部を除く船便に対応しており、1時間に1~3便あります。宮浦港から農協前バス停まで約7~8分。
(農協前バス停は本村地区の最寄バス停です。家プロジェクトやANDO MUSEUM等のある人気地区です。)
特に芸術祭の開催期間中は増便しています。それでも繁忙期の町営バスは定員オーバーで乗れないこともしばしば。
帰りの船便に間に合わない場合もありますので、1本早めのバスに乗るくらいの気持ちの方が確実です。

※フェリーターミナル海の駅「なおしま」から町営バスは出ます。ちなみに本村行きは2番乗り場です。

※本村地区の農協前のバス停が「家プロジェクト」から最寄りのバス停になります。宮浦港バス停から農協前までは7~8分で到着します。
ーー混雑時の島内のおすすめ移動手段は。
大型連休時は町営バスかレンタサイクルでの移動が無難です。
島内のレンタサイクル店のうち、4店舗が宮浦港側にあります。タクシーは島内に1台しかありませんので、混雑時は予約がとりにくいです。レンタカーや自家用車での移動も徒歩での観光客や町営バスを優先的に、運転すると思うように進めません。混雑時は町営バス、または自転車での移動が比較的スムーズでおすすめです。

※フェリー乗り場に面して、レンタサイクル店が3店舗あります。
ーーレンタサイクルについて。
島内に4つのレンタサイクル店があり、自転車の総在庫数は約200台です。
島内は小高い丘や坂道がありますので、電動アシスト付自転車がオススメです。大型連休は事前予約する方が多く、当日では自転車を借りられないことも。繁忙期は事前予約しておくのが確実だそうです。自転車での島内移動は、2台以上横に並んだり、反対車線を走ったりせず、縦1列になって左側通行を守りましょう。

※レンタサイクルショップ「OUGIYA」さん。自転車の1日のレンタル価格はママチャリ300円、変速機有り自転車500円、電動アシスト付自転車1,000円です。

※運が良ければ、直島らしいアート感あふれるドット柄のマウンテンバイクも借りることが出来ます。店内ではお土産も販売しています。
ーー直島島内の飲食店。
最近は増えて来ましたが、まだまだ少ないようです。人気は瀬戸内海の海鮮料理が食べられる定食のお店です。
宮浦地区に4店舗、本村地区に1店舗あります(※2019年3月現在)。
比較的、本村地区の方が飲食店は多いです。ですが、大型連休中は混雑して、食べられないことも…品切れ、売り切れや行列待ちでタイムスケジュールが遅れることもあります。営業時間などは確認した方がよいです。

※宮浦地区にある「木の崎うどん」。香川県の郷土料理「讃岐うどん」を直島でも食べることが出来、観光客に人気だそうです。
→「木の崎うどん」店主川原さんの島内でのうどんづくりを取材。

※本村地区の「APRON CAFE」。地元食材のオーガニックランチが楽しめます。
ーー宮浦港近くの喫茶店のご紹介。
「ミカヅキショウテン」
宮浦港から徒歩3分で到着。気軽にスペシャリティコーヒーがテイクアウト出来ます。

※ノスタルジックな外観と唯一無二のスペシャリティコーヒーがテイクアウトできます。
→直島のコーヒースタンド「ミカヅキショウテン」。アートの島でスペシャリティコーヒーを届ける。
「アカイトコーヒー」
ほっこりと本とコーヒー、を楽しみたい。また、島民の方ともふれあいたい…そんな方にオススメです。

※外壁のレンガや手書きの看板が懐かしさを加速させます。
→コーヒーと本と直島と。「アカイトコーヒー」オーナー奥山さんが語る直島の思い出。
ーー直島島内での日用品購入はどこで買う?
コンビニは宮浦港から徒歩5分程度の場所に「セブンイレブン」があります。
島内のコンビニはここのみとなります。直島は日常品を買うような、商店が少ないです。他にはコープ本店、支店が各1店舗と個人の食料品店が2店舗。いずれも品揃えは本土と比較すると少ないようです。

※島内で唯一のコンビニエンスストア。宮浦港からも比較的近く、直島では貴重なポイントです。

※日用品の買い物はセブンイレブンとコープ直島が主になります。
ーー最後に。
大型連休や芸術祭開催時期は混雑します。バス移動の場合は事前に立てた予定より、一便早く乗る心の余裕を。自転車も道中観光客でいっぱいですので、マナーを守って、安全運転をお願いします。また、大声で話したり、ゴミのポイ捨て等をやめましょう。島民の方々の生活もありますので、思いやりの気持ちを持って散策ください。
直島町 | |
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住所 | 〒761-3110 香川県香川郡直島町1122-1 |
公式サイト | http://www.town.naoshima.lg.jp/ |
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この記事を書いた人
アユム・スカシヒット(株)一誠社http://isseisha.co.jp/
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