三豊市豊中町「上杉食品」~明治40年創業。受け継ぐ讃岐うどんづくり~
三豊市豊中町のうどん店「上杉食品」をご紹介。
5代目店主の上杉公彦さんにうどんづくりについて取材しました。
三豊市豊中町「上杉食品」~明治40年創業。受け継ぐ讃岐うどんづくり~
ーー創業が明治40年の香川県内有数の老舗。
暖簾を受け継いだ私で5代目になります。子どもの頃から、すぐそばでうどん作りを見て育ってきました。
うどんづくりについては、特に変えようと思わず、見よう見まねで毎日続けて来たという感じなんですよ。
ーーうどんづくりのこだわり。
良く聞かれることですが、こだわりというのはあまり考えていなくて…。先代が作っていたうどんをそのまま、教えてもらったた通りにつくることでしょうか。
うどんを作る時は、本当に集中していますので、特別意識してないというのが実際の本音です。
ーー受け継がれる伝統。その打ち方。
先代からは手取り足取り丁寧に教えてもらったのではなく、とにかく体で覚えるみたいな感じでした。
受け継いだ「上杉のうどん」をしっかりと守っていきたいと思います。本当にそれだけですね。
ーー早朝しか食べられない「讃岐うどん」。
うどん玉の卸をメインでやっていますので、そちらに支障が出ないようにということです。
ですが、遠いいところから、わざわざ当店を目指して来て下さるので本当に有難いです。朝の2時間程度しか飲食営業していませんが…。自分自身は毎日毎日、精一杯のうどんを提供したいです。
ーー「讃岐うどんブーム」は驚きの連続。
元々は食料品店でしたが、何度かの「讃岐うどんブーム」で飲食スペースを増やしました。
一番のインパクトは、タウン誌が仕掛けた「讃岐うどんブーム」です。これで、これまで来られていなかった県外の方が急激に増えましたね。本当に有難い限りです。
ーーおすすめのうどんは。
しいて言いますと「納豆うどん」でしょうか。
私の母親が食べていたのを見た常連さんが真似たところから始まりました。
その方が「納豆うどん」を食べて「俺、感激したわ」と言ったのを今でも覚えています。この食べ方を真似する方が多くなり、メニュー化するようになりました。「納豆うどん」を一日のはじまりに食べて貰って、元気になって頂きたいです。
ーー「納豆うどん」の楽しみ方。
納豆はどこにでも売っている納豆です(笑)。
お客様毎に食べ方が分かれるみたいですね。納豆をしっかり混ぜ切って、食べる方もいらっしゃいますし、納豆をほどほどに混ぜて、うどんの上に乗せて食べる等々。お客様毎に納豆を混ぜる加減を楽しまれていると聞いています。
ーーうどんづくりを続ける難しさ。
毎朝3時から、うどんづくりをはじめます。配達の時間迄、お店でうどんを提供しています。作業的には、同じことの繰り返しになります。
ですが、うどんは毎日の気温や湿度等で状態が変化します。変化する前提で品質を一定水準保つことを毎日徹底していますが、飽きることはありませんよ。
――最後に一言。
緑豊かな豊中町でうどんづくりを地道に続けて、私で5代目になります。おかげさまで地元の方にも長く愛されてやってこれました。
また、最近では若い方もネットで調べて、わざわざ来て下さります。立地で言いますと、ついでに来れる店ではありません。わざわざ、当店を目指して来て頂いていますので、それに応えるうどんを食べて頂きたいです。もちろん、製麺卸も変わらずに一生懸命頑張ります。
上杉食品 | |
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住所 | 〒769-1504 香川県三豊市豊中町上高野2791 |
電話番号 | 0875-62-2231 |
営業時間 | 火曜~金曜/6:30~8:00 土・日・祝/6:30~9:00 ※記載の営業時間は釜あげうどんを食べれる時間で、そのあとも食べれます。 ※休みは毎週月曜日・正月三が日 |
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この記事を書いた人
アユム・スカシヒット(株)一誠社http://isseisha.co.jp/
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