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讃岐うどん CLAPクラップ

丸亀港の傍にある讃岐うどん店「喰うかい」をご紹介。ブログ等で人気の「牛すじうどん」についても教えて頂けました。

2018.04.06

丸亀港のすぐ傍にあります「喰うかい」をご紹介します。

知る人ぞ知る讃岐うどん店です。

創業当時から機械を使わない、純手打ち。

注文を受けてからつくる、うどんの数々。

美味しいのはもちろん、店主山原さんの気遣いにあふれています。

 

 

丸亀港の傍にある讃岐うどん店「喰うかい」をご紹介。ブログ等で人気の「牛すじうどん」についてもお話を頂けました。

団扇(うちわ)の町「丸亀市」。

丸亀城やボートレース等もあり、最近では外国人観光客が増えています。

そんな丸亀市の港の傍で純手打ちうどん店を営む「喰うかい」さんをご紹介します。

店主の山原さんにお話しを伺いました。

※お店のすぐ傍には丸亀港です。数年前迄は隣の魚市場も稼動しておりました。潮の香りを楽しみながら、讃岐うどんに舌鼓を。珍しいロケーションのお店です。

 

※店頭には「一打入魂」。創業当時から純手打ちと手作りを続けています。昔ながらのレトロな雰囲気です。地元民には懐かしい感じのThis is 讃岐うどん店です。



ーー珍しいロケーションです。ここで讃岐うどん店を開業された理由等ありますか。

理由は特にないんです(笑)。

知り合いの紹介でなんとなく決めただけですよ。

隣の数年前は魚市場が稼働してましたので、市場にあわせて、昔は朝5時から営業してました。

現在は朝6時30分から営業しています。

※丸亀港に船もずらりと停泊しています。うどんを食べた後に近隣を散歩するのもオススメです。香川県内でも滅多にないロケーションのうどん店です。

 

ーーうどんづくりについて教えてください。

こだわりと言われると困りますね(笑)。

元々、居酒屋を経営してました。

独学でうどん作りを勉強していました。

いつしか、うどん屋をやりたいと思って、現在に至ります。

当店はうどんづくりの工程で機械は一切使ってません。讃岐うどんは昔から、手作業が当たり前でしたしね。

強いて、こだわりと言いますと、手作業で粉を練って鍛えて切って、お客さんの顔を見てから届ける。

この一連の流れは手作業で行うのが、讃岐うどん店、だったのですが。

現在は便利で手軽なセルフうどん店も増え、そういう手作りのうどん店が少なくなったように思います。

※店内のメニュー表です。本格讃岐うどんから中華そばまで。注文を聞いてからうどんをつくりますので、少々のお時間を頂くそうです。なんと天ぷらも注文を受けてから揚げます。丁寧なうどんづくりをされています。

 

ーーこだわりについては、いかがでしょうか。

やはり、全て手作りです。

小麦粉は香川県産の小麦「さぬきの夢」とオーストリア産小麦「ASW」をブレンドしています。

うどんも手切りなので、いびつなものもあります。

でも、それが昔ながらの懐かしい讃岐うどんだと思います。

お客さんには作りたて、できたてのうどんを提供しております。

うどんも鮮度が大切です。天ぷらや唐揚げ等も注文を受けてから揚げますよ。

お客さんにも時間のかかる旨を伝えますが、やっぱり出来たてを食べて欲しいですね。

※注文を受けてから、つくるメニューの数々。もちろん仕込みから、全て手作業。化学調味料の類は使っておりません。手作りで無添加、懐かしい讃岐うどんが楽しめる数少ないお店です。

 

ーー本当に懐かしい讃岐うどんです。親戚の集まりで出されていた昭和のうどんです。

そうですね。

うどんの麺自体はその時々で微妙に変わっているんです。

基本的に自分がおいしいと思ううどんを作るようにしています。

ひと昔前は柔らかい喉ごしのつるりとした、うどんを出していた時期もありましたが。

当店は昔ながらの讃岐うどん。

やっぱり、原点に戻りましたね。

※「玉取り」も店主自ら行います。1日につくるうどん玉の数や天ぷらや揚げ物等、あらかじめ数量は決められているそうです。売り切れることもあります。早めのご来店をオススメします。

 

※純手打ちの讃岐うどん。山原さんがおいしいと思う「讃岐うどん」を提供されています。時代とともに微妙にうどんも変化しているそうです。昔ながらの懐かしいうどんです。

 

ーー常連さんが特に多いそうですね。常連さんに支持されているメニューはありますか。

有り難いことに毎日来てくれる人が多いです。

常連さんが食べているのは「かしわ天ぶっかけ」です。

うどんと天ぷらも注文を受けてから作ります。

出来たて、揚げたてです。

鶏もいわゆる朝引きの新鮮な国産鶏しか使っておりません。

出来るまで、少しお時間は頂きますけどね。

常連さんの多い平日はこれがほとんどです。

※人気メニュー「かしわ天ぶっかけうどん」。小サイズで400円。朝引きの国産鶏を使いながら、創業当時から一切の値上げをされていないそうです。

 

※1日に仕込む数も限定して、真心こめてつくるかしわの天ぷら。毎日、食べに来店する常連さんがいるので、今更価格もあげる気にはなれないそうです。

 

ーーブログやsns等でも話題の「牛すじうどん」について教えてください。

「牛すじうどん」はどちらかと言うと、観光客の方に人気ですね。

牛すじは仕込みに時間と手間が結構かかり、大変なんです(笑)。

一度、牛すじをブロックのまま下茹でします。

柔らかく、ホロホロになるまで、大きな寸胴で煮込みます。

次にひと口サイズにカットして、その後、味付けして煮込んで寝かせます。

※筆者オススメ「牛すじうどん」。牛すじは口の中に入れると、ホロホロと。甘辛い味付けでこちらも懐かしい味です。

 

※箸で持つと、ホロホロと崩れそうになる牛すじ。しかもどんぶりいっぱいに入っています。小(1玉)でも大満足なんです。

 

ーー機械をつかわない純手打ちの良さがあります。

手打ちもそうですし、出汁もいりこにカツオ、昆布と伝統的な作り方です。

化学調味料の類は一切使ってません。基本的に温かいものは温かいうちに。

冷たいものは冷たいうちに食べてもらうのが一番です。

自分が昔食べていた「昔ながらの讃岐うどん」をお客さんに出せればと思っています。

昔ながらの讃岐うどんを作るには、昔と同じように手作りで作るしかありませんからね。

※粗めに刻んだ唐辛子。これをうどんにかけると、また違った楽しみ方を感じます。

 

※取材時には粗めに刻んだ唐辛子をたっぷりと「牛スジうどん」にかけて頂きました。おいしい以外の言葉がみつかりませんね。汗をかきながら、頂きました。ごちそう様でした!

 

ーー中華そばもメニューにあるんですね。

「中華そば」目当てで来るお客さんもいらっしゃいますよ。

これも手作りのスープで手間がかかるんですよ(笑)。

本格的に作ってますよ。鶏ガラを一から仕込んでいます。

鶏ガラに豚バラ肉等を寸胴で納得いくまで煮込みます。

鍋もひとつでは足りませんので、いくつかを使って、毎日仕込んでいます。

※今回は特別に仕込み中のスープ等も見せて頂きました。喰うかいさんの中華そばを食べたい方は是非、実食で!

 

ーー最後に一言お願いします。

朝6時30分から営業しています。観光客の方は朝一番で来店してくれる方もいらっしゃいます。讃岐うどん巡りの一番目、スタートのお店として来て頂いているんでしょうね。うどん以外も中華そばにおでんもあります。海も近いので、気軽にお越しください

※ひとつひとつの質問に丁寧にお話を頂いた店主の山原さん。

 

※うどんを注文して時間がありますので。おでんを食べながらお待ちください。ビールとおでんもたまりませんよ。

 

※喰うかいさんは、うちわミュージアムの裏側の港側にあります。喰うかいさんを探しながら、港沿いを散策するのもオススメです。



喰うかい
住所 〒763-0044 香川県丸亀市港町307
営業時間 6:30~13:30

この記事を書いた人

アユム・スカシヒット(株)一誠社http://isseisha.co.jp/

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